歴史大好き人間

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七夕飾りを知れば生活が豊かになる?

ガッチャンです!

全然更新してなかった笑 どうもすいません…

 早速なんですが、もうすぐ7月7日、七夕が行われますね!

この七夕、短冊に願いを書くだけではなく、日々の生活への願いを込める行事でもあるんです!

今回はこの件についてお話ししましょう!

 

 

 

 

七夕飾りを知れば生活が豊かになる?

 

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織姫の糸を表していて、五色を使い魔除けの意味を持つ、吹き流し

この五色については後で説明します!

 

豊年豊作大漁の意味が込められている網飾り

食べるものに困らないように、と願いが込められています

 

長寿を願う折り鶴

日本ではおなじみの千羽鶴です!

 

災いを紙の人形に込め、着るものに困らなくなる神衣

簡単に言うと、災いをこの紙人形に代わってもらい、自分自身が着るものに困らないように、と願いが込められています

 

金運上昇をこめた財布

折り紙で作った財布や、本物の財布を掛けることもあるようです!

 

ものを粗末にしないくずかご

これらを作るときにできたゴミを、このかごに入れて飾ります!

 

以上が七夕飾りと呼ばれている物です!

ここまで見ても、単なる願い事をする日ではないということがわかったと思います!

せっかくなのでもう少し詳しく掘り下げましょう!

 

七夕の由来って何なの?

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ところで、七夕のお話、織姫と彦星については皆さん知っていると思いますが、このお話と様々な行事が関連して今の七夕の形になったのを知っていますか?

 

この日は、織姫、彦星の夫婦が、天の川を超えて出会える、年に一度のロマンチックな日です。

別名、星祭りとも言われています。

 

少し星座の話になりますが、日本では、織姫がベガ。彦星がアルタイル。

その二つを含め、はくちょう座のデネブを結んだのが、夏の大三角といわれています。

このはくちょう座は、織姫、彦星の橋渡し役をするカササギだそうです。

 

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では、二人のロマンチックなお話を紹介しましょう。

 

織姫、彦星の恋

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天の川の西に、織姫という姫が住んでいました。彼女は機織りの名人で、素晴らしい布を作ると、父親の神様に渡し、そのできばえに神様はいつも喜んでいました。

 

そんな娘の結婚相手を探していた神様は、天の川の東側に住んでいた、働き者の好青年、牛使いの彦星と、織姫を引き合わせ、二人はめでたく結婚します。

 

しかし二人は、結婚後、仲良くするだけで、仕事もせず、怠けてばかりいます。

それを知った神様は怒り、二人を天の川を隔てて離ればなれにしてしまいました。

悲しみに暮れる二人を見た神様は、年に一度、七夕の夜だけ二人が再会するのを許します。

 

神様の命令を受けたカササギの翼に乗り、二人は天の川を超えて、出会えました。

 

というお話です。

 

昔は名前が違った?


七夕は、最初の頃、棚機と表記されていました。

日本では、織った布を神にささげたり、税として納めていた時期があります。

当時の七月といえば、お盆と収穫の時期です。忙しい時期でも、しっかりと祖先を迎えられるように、女性達は、水辺の小屋にこもって、穢れを落とし、機を織っていました。

水の上に棚を作り、機を織ることから、棚機という名前になりました。

 

 

そしてこの話をするために、避けられないのが中国の行事、

乞巧奠(きこうでん)です

 

織り姫の機織り技術にあやかり、機織り技術や、習い事が上達するようにと願いを込めた行事で、奈良時代に日本に伝わりました。

 

やがて、この行事と棚機が混ざり、現在のような形になったと言われています。

7月7日を表していたしちせきと呼ばれている日が、七夕にちなんで現在の読み方に変わっていったと言われています

 

 

短冊の意味と色が違う理由

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七夕といえば笹竹に短冊をつるし、願いを込めます。

これが始まったのは、江戸時代です。

この時期に、多くの人が、勉強、習い事をするようになり、星に上達を願うようになりました。

もちろん、当時使っていたのは、短冊ではありません。使っていたのは、サトイモの葉っぱです。

 

サトイモの葉は、神から授った雨水を受け止める傘だったと考えられています。

その受け取った滴で、墨をすり、字を書くことで、文字が上達すると考えられてきました。

したがって、当時の願い事というのは、欲しいものをねだるのではなかったということです。

 

 

短冊には色がついています。

これも、中国の考え方、五色というものがあります

木、火、土、金、水の5つがすべての根源になっているといわれていて、それにちなんで、短冊は色が分かれています。

 

 


七夕にゆかりがあるのは近畿地方が多い!

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七夕にゆかりのある土地は何個かあります。

例えば大阪の機物神社。ここには、日本で唯一、織姫を祀っているといわれています。

ほかには、滋賀の蛭子神社。ここでは、七夕石と呼ばれている物があります。

男女の悲恋が元になった神社ですが、現在は恋愛成就のパワースポットとして知られています。

 

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今日はこれで終わります!

ロマンチックなだけでなく、多くの行事が関係している七夕。

皆さんも、自身の技術などの向上を願いにして、楽しい七夕を過ごしてみてください

ガッチャンでした!